MICROCOSMICONS

SCULPTURE I
OF VI

COLLECTION←
放散虫の構造をまとった聖像
MICROCOSM ICONS — I

WORK 01 / 06 — RADIOLARIA

放散虫

Radiolaria

光を受ける骨格の聖像

海中を漂う微小な生命。その幾何学的な骨格に宿る美しさを、ひとつの彫刻として再構成した。

放散虫の構造物が広がる深海世界と聖像

I / THE WORLD

見えない海に、
美は満ちている。

光の届かない深海。そこでは、目に見えないほど小さな生命の骨格が、都市のように連なっている。静かに堆積した記憶は、やがて祭壇となり、光輪となり、ひとつの聖像を形づくる。

ここに描かれる風景は、立体データそのものではない。彫刻が生まれた場所、その背後に広がる物語の断片である。

A UNIVERSE WOVEN
BY THE SMALLEST LIVES.

II / ORIGIN

放散虫とは

Radiolaria — microscopic architecture

ガラスの骨格を持ち、
海を漂う単細胞生物。

放散虫は、海に生きる微小な単細胞生物です。多くはシリカを主成分とする骨格をつくり、球体、格子、同心円、放射状の棘など、種ごとに異なる精密な形態を見せます。

内部に大きな空間を残しながら、薄い骨格で形を支える。その構造は、重さから解放された建築のようでもあります。死後、骨格はゆっくりと海底へ沈み、地層の一部として時間を記録します。

01

格子骨格

LATTICE SKELETON

薄い殻と無数の孔が、軽さと強さを両立させる。
02

放射棘

RADIAL SPINES

中心から外へ伸びる棘が、明確な方向と緊張を生む。
03

空洞

INNER VOID

何もない空間もまた、輪郭を成立させる構造の一部となる。

III / TRANSLATION

生物から、
聖像へ。

自然の形をそのまま拡大するのではなく、その構造が持つ意味を、人の姿へ移し替える。

放散虫の聖像の構造ディテール
  1. 01
    放射状の棘と頭部を囲む光輪の部分表示
    光輪と冠放射状の骨格・棘 → 光輪や冠。中心から外へ伸びる構造を、頭部を包む光の輪へ。
  2. 02
    肩と胸を覆う格子状の装甲の部分表示
    装甲と装飾格子状の骨格 → 装甲や装飾。反復する殻の構造を、身体を守る有機的な衣へ。
  3. 03
    冠の球状骨格に開いた微細な孔と空洞の部分表示
    孔と空洞微細な孔と空洞 → 透過性と軽やかさ。向こう側をのぞかせる隙間を、光を受ける造形へ。

IV / GALLERY

造形を見つめる

SCULPTURE & DETAILS

光輪の広がり、装甲の重なり、孔がつくる陰影。実際の3Dモデルを、異なる角度から。

01

立体のかたち

FRONT / SIDE / REAR

正面・側面・背面から、輪郭と奥行きをたどる。
02

物語の余韻

CONCEPT VISUALS

立体の背後に広がる世界を、映像と微細な造形で。

MODEL INFORMATION

HEIGHT
100 mm
ASSEMBLY
Single Piece
SUPPORTS
Not Required
FILES
STL + Textured OBJ
TEST PRINT
Resin 3D Printer

V / CLOSING

小さきものの中に、
無限の宇宙がある。

WORK DATA

TITLE
放散虫 / Radiolaria
MOTIF
格子骨格・放射棘
MEDIUM
Digital Sculpture

この聖像の3DデータはCults3Dで販売しています。
DIGITAL SCULPTURE / AVAILABLE ON CULTS3D3Dモデルを入手するVIEW ON CULTS3D